「Loser's Parade」

for さえない日々

NHK文化祭〜ムジカ・ピッコリーノ スペシャルステージ@渋谷NHK放送センター 屋内ステージ

Eテレで昨年夏にパイロット番組として放送され、今年の4月にレギュラー化し、9月末をもって最終回を迎えたものの、すぐさま再放送が同時間で始まった音楽教養番組「ムジカ・ピッコリーノ」。
ここには我らが浜野謙太が中心人物として出演しており、コミカル演技とトロンボーン演奏、歌唱を披露していました。キャラが立って、演技もできて、楽器演奏も歌も歌えるハマケンにとってまさに適材適所のキャスティング
しかも課題曲も『Johnny B. Goode』 だったり、クラフトワークだったり、アイアン・メイデンだったり、いとうせいこうの『東京ブロンクス』だったり、更にはPerfumeの『ポリリズム』だったりと、バラエティに飛んでいました。…今、Wikipediaで放送リストを眺めてたんですが、ジョン・ケージの『4分33秒』なんてのもやってたんですね。全話録画していたもののすべてに目を通していたわけではなかったので、また見なおしてみたいと思います。まあとりあえず、クラシックから日本のポップスからヘヴィメタから現代音楽まで、幅広く小さな頃から学べる今の子どもって羨ましいなぁ、なんていう番組でした。
そんな番組のイベントがNHK文化祭で開催される、というので足を運んできました。登場するのはもちろん、ピッコリーノ号の乗組員であるドットーレこと、浜野謙太(トロンボーン・ボーカル)。「あまちゃん」GMT47のベロニカでも有名となった、アリーナこと斎藤アリーナ(ギター)。アルベルトこと、山口康智(ピアノ)。ペペさんこと、サンコンJr. from ウルフルズ(ドラム)。更にここに今回はサポートとしてトモーノさんこと、キセル弟の辻村友晴もベースで参加。株式会社カクバリズムの営業力よ。

行ったのは、15時半の回。会場はすでに親子連れでたくさん。前はそちらにお譲りし、後ろの方から観戦。
開演前にいかにも子供番組のお姉さんって感じの司会が出てきて諸注意を。そしてメンバーが登場し、手始めに『ドレミの歌』を披露。その後は改めて「みなさまこんにちは!ワタクシ、ムジカドクターのドットーレです!」と浜野さんが先陣を切って自己紹介。それぞれのメンバー紹介が終わり、アルベルトが「ここにいる人たちは、僕たちのことをよく知らないのでは?」と話しだすと会場中から「知ってるよー!」と子供たちの声が。すげー!子供たちが浜野さんのことを認識してる!そして浜野さんが優しく子供たちに話しかけてる!!これが父親となったハマケンの姿か…。時の流れを感じます。
ドットーレことハマケンが話に夢中になると「…ドットーレ、ドットーレ!時間がありません。巻いてください。」というアルベルトのツッコミが入るという構成が何度かありつつ、今回は放送内容の実演ということで、「ポリリズム」の回を披露。3拍子、4拍子、5拍子の解説をし、それらが同時に鳴り出すことで独特のリズムが完成する…というのを説明したうえで披露されたのは、もちろんPerfumeの『ポリリズム』。この曲をSAKEROCKキセルウルフルズのメンバーが演奏するというスペシャル感。5年くらい前は「スペシャボーイズジャパン」で共演していた仲だったPerfumeとハマケン。スペシャのネット番組で掟ポルシェ司会でピエール中野なんかと一緒にPerfumeと合コンをするなんて企画に参加していたハマケン。時代は移ろう。
最後にハマケンの持ちネタとでもいうべき、ジェームス・ブラウンの『I Got You(I Feel Good)』でシャウトしまくりステージは終了。その後、熱烈なアンコールのもと、もう一度『ドレミの歌』が演奏されてステージは終了。司会のお姉さんが登場した時には若干“素”に戻りかけてましたが、なんとか持ち直して撮影会(参加者による撮影OKの時間)に突入。そんな感じでイベントは終了しました。

というわけで、2回目のセットリストは…

  1. ドレミの歌
  2. 上を向いて歩こう
  3. ポリリズム/Perfume
  4. I Got You(I Feel Good)/James Brown

en.ドレミの歌

でした。最後に、撮影会のときに撮った写真を、小さいけど。

子供に人気の、浜野さんでした。あと、アリーナかわいかったなー。というか、アリーナもアルベルトも、演奏上手かった!
余談ですが、終始友晴さんがハマケンの行動や客席を見てニコニコしていたのが印象的でした。時々子どもたちを煽ったりしてたのもよかったです。ニカさんもジブリ作品の主題歌唄うことだし、カクバリズム的子供向けコンテンツが作れそうな勢いですね。