「Loser's Parade」

for さえない日々

M_Produce「十一人の少年」

昨日、学生時代の先輩がやっている芝居を見に行った。演劇と言うものは実は数回しか見たことがないが、大泉洋影響により演劇に非常に興味を持つようになり、雑誌もたまに立ち読みするようになった。もちろんシアターテレビジョンにも加入している。(3月のウーマンリブがすごい楽しみ。)
会場はART COMPLEX1928。ここでみるのは2回目。前見たのはニットキャップシアターという劇団で、そのときの芝居にはサークルの先輩が生演奏としてバンド出演していたため、その縁で見に行った。そして今回見たのはM_Produceの「十一人の少年」。まったく予備知識を持たずに行ったのだが、おもしろかった。北村想・作ということだが、この人の名前はたぶん教科書か何かで見たような気が、と言う程度の演劇知識のなさ。申し訳ない。
とりあえず演劇の知識がないのであまり詳細について突っ込んだことは言えないが、ドキドキした。「思い」を保険にし、自分の想像通りに現実に跳ね返ってくる。そのようなことが現実にあったらどんだけいいことか。しかし、徐々に「思う」能力を奪われていく。想像力と言うものは儚く虚しい物ながら、非常に大事なものだ。「そんなこと、あったらいいなー。あー、むなしー。」と思うことは、それだけでも1つの娯楽になりえると思う。また想像し、それを現実にしていこうという力にもなる。思ったことがどんどん現実化していったら、それはそれでつまらないことなのかもしれない。俺は日々何を想像しているだろうか。
演劇自体の感想としては、とりあえず「別保」役のハラダリャン氏と「ヘタムラ」役の吾郷賢氏が印象に残った。特にハラダ氏。この人非常に面白い。今回出演した先輩と舞台終了後飲んだのだが、一人芝居をやっているらしく、集団演劇は今回が初めてで、「芝居をつぶしにかかる」ことが多いらしい。面白いな、この人。河原町高島屋前で路上パフォーマンスをやっているらしいので、機会があったら見に行きたい。
芝居って生だからかなり感情移入できるなぁ。また何か見に行きたいなぁ。とりあえずTEAM-NACSの「COMPOSER」は見に行きたい。…単なるミーハー心なのだが、別に「よーちゃーん!キャー!」ってわけではなく、単純に生の芝居に触れたくて、たまたま大阪にナックスさんたちが来るから見に行きたいと言うこと。チケット取るのやっぱり困難なのかなぁ?変なアイドルのコンサートのような「キャーキャー」状態だったらちょっといやだなぁ。取れなかったらシアターテレビジョンさんで我慢します。何か京都・大阪でいい芝居がないものだろうか?