「Loser's Parade」

for さえない日々

みんな昔はリーだった〜EXIT from The DRAGON〜

舞台に興味があり、シアター・テレビジョンを契約していてよく芝居を見ているにもかかわらず、実は今までほとんど生の観劇経験がなく、あるとしたら知り合いの舞台を見に行く程度。大きな会場でメジャーな舞台を見てみたいとずっと思っていたのですが、なかなか休みが合わずに結局行けず終い。しかし状況は変わりここ、広島の住居は広島厚生年金会館から徒歩10分のところ。そんな場所で祝日に後藤ひろひとの芝居が見られるというのは、やっぱり行くべきか?とずっと悩んでありましたが、今回の主演、ホリケンが実はあまり好きではなかったので二の足を踏んでました。でも、やっぱ新年ということでここは心機一転、新しい扉を開いて行こうということで行ってまいりました、当日券で。


感想。おもしろかった!やっぱ芝居も音楽と同じ、ライブが一番だと改めて思いました。懸念していたホリケンは結構よかった。ホリケン主演とか銘打っておきながら、実はそうでもなかったような。んで、テレビでみるまんまのキャラでした。板尾さんも飄々としていてよかったなー。実質、板尾さんが主役でした。京野ことみ、広島出身だったんですね。カーテンコールで言ってて初めて知った。しかし京野ことみは結構はじけてて笑った。特に天使と屋上から落ちそうなホリケンを助けるシーン。それにしても最後の竹下宏太郎のキレっぷりと、後藤大王のおいしすぎるチョイ役は卑怯だ。


板尾さん演じるおじさんが中学生時代、男子みんながブルース・リーに憧れていた時代を思い出しつつ、その話が現代にも繋がっていくというお話。笑いあり、ちょっと涙ありという感じで、最後はちょっと心温まる話になるというストーリー。忘れかけていた夢を思い出し、昔のようにバカ騒ぎをするシーンに、なんだかちょびっと感動しました。いや、やっぱり今回の主役は板尾さんですね。ハンカチを取るシーンがよかった。


みんな昔はリーだった〜EXIT from The DRAGON〜
作・演出・出演:後藤ひろひと
キャスト:堀内健池田成志京野ことみ、伊藤正之、後藤ひろひと竹下宏太郎瀬川亮熊井幸平板尾創路


あれですね、大きな会場での芝居って、後ろで見てると声が反響しちゃって集中しないとセリフが聞き取れないんですね。始めのほうはその環境に慣れるのであまりやり取りが頭に入ってこなかった。勉強になります。