「Loser's Parade」

for さえない日々

ナンシー関 大ハンコ展@渋谷パルコ

テレビブロスを読んでいると、特集が「ナンシー関」であった。そこに今回のイベントについて書いてあったので行って来ました。
ナンシー関 大ハンコ展

ナンシー関。もうなくなって6年が経つそうです。このブログを読んでいる方は自分と同年代〜それ以上のような気がするのでナンシー氏について知っている方がほとんどだと思いますが、実は自分はそれほど気にして彼女の文章を読んだことがなかった。なので印象としては「消しゴム版画をする人」くらいなものだった。今もそうですが、更に輪をかけてその頃は文章を読まなかったからだと思う。ということでこの「大ハンコ展」ですが、なぜ行ったかと言うと、やはりこうしてブログとは言えど自分が書いた文章を公開している以上、「国内最強のTVウォッチャー」と呼ばれている彼女については興味を持つべきであろうという気持ち…というのはほんの少しで、まぁただただ興味があったからだ。


会場には無数の消しゴム判子の実物が展示。そして先日行われたという「七回忌」に出席した数々の著名人からのVTRコメントが流れていました。その中で印象に残ったのは「ナンシー関」というペンネームの名づけ親であるいとうせいこう氏が言っていた「テレビには『ナンシー前』『ナンシー期』『ナンシー後』というものがある。」という言葉が印象的だった。他には彼女の仕事道具や仕事部屋再現、ビデオテープなどが展示。とりあえず結論としては、彼女の批評力って言うのは、消しゴム版画の繊細さやビデオテープの整理具合から見て取れた「細かさ」というところから来ているのかもしれない、なんて思ってみた。ちゃんと文章を読んでいなかったので、今とりあえずネットで検索して読みまくっています。
NANCY SEKI's FACTORY『ボン研究所』
ナンシー関さんの顔面至上主義
ナンシー関追悼企画



あと余談ですが、このようなイベントに来場者は溢れんばかり。これ、ウチの田舎でやっても絶対ヒト入らなんだろうなぁ、なんて思ってみた。全国回るみたいですが。