「Loser's Parade」

for さえない日々

「モテキ」コンピレーションの話

モテキ」見てますか?もう、いよいよ幸代を見てるとイライラしてきましたね。どっちつかずで「とりあえずセックスしたい」基準の視点。そしてあの場面でまさかの心閉ざし。「あー!もー!!相手にあそこまでさせておいて何故!?もーえーから土井亜紀に行っとけや!そんなにセックスしたいんやったらその場しのぎの嘘でも言えやぁ!」とさすがに地団駄を踏んでしまいます。あ、『永遠のパズル』は懐かしすぎて涙出そうです。橘いずみあなたは失格!そうはっきり言われたーい!
あとハマケンさんについては、相変わらずの老婆心で客観的には見れなくなってしまっているからですが、特に心を開いてからのオム先生はハマケン要素が強かったですね。でも天性の小動物感がオム先生を見事に表現していて当初の不安はとっくに拭い去ることができています。大根監督、ナイスキャスティングです。


さて、そんな「モテキ」ですが、来週にはコンピレーションアルバムがソニー盤、エイベックス盤と2枚同時に発売されます。このコンピレーションアルバム、よくよく詳細を見てみると、なんだか不思議な感じなのです。両方共に岡村ちゃんナンバーガールの曲が入っていたり、ソニー所属のはずの電気グルーヴの曲がエイベックス盤に入っていたり(その代わりソニー盤にはギ・おならすいこみ隊の「モテたくて…」が収録)。素人の自分でもこれはなんだか特殊なコンピだな、ということが伝わりました。
先日、このコンピについてモテキの監督、大根仁さんが自身のラジオレギュラー番組「dig」で語っていました。曰く、このコンピは「画期的」なものだそうです。理由は、日本のレコード会社には「自社音源ルール」というものがあり、例えばEMIから出すならばEMIから出ている音源を50%以上含めないといけないそうなのだが、このアルバムはそのルールを突破して作成されたものだからだそうです。この方式、他には例えば「筒美京平BOX」が特例でいろいろなレコード会社を飛び越えて発売されたそうですが、このようなドラマのサントラで特例が出るのはおそらく邦楽史上初めて。しかし、この「自社音源ルール」というのは明文化されていないため、別に必ず守らなければいけないわけではない。ただ、実行するには非常に「面倒くさい」らしい。そこをソニーとエイベックスの人が努力して実現されたものだそうです。つまり、「みんなメンドくさがってやらないだけで、個人が頑張れば突破できる。でも、みんななかなかやりたがらない。」ということらしい。うーん、なんだかこれって、今の音楽業界の悪い部分を垣間見た気がします。ちなみにこの話はPodcastで配信されています


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さて、話はドラマに戻るのですが、次回予告で山下敦弘監督が映りましたよね!

ほら!オム先生の外見モデル!
おそらくオム先生のアシスタント役としての登場なのでしょう。ということは原作を読む限り、来週はオム先生が主役となる回ですね。非常に楽しみです。ちなみに原作ではこのあたりでは浅野いにおおやすみプンプン」をサンプリングしたシーンが登場しますが、あの感じをドラマではどのように調理されるのか。果たして浜野さんはどのような演技をされるのか。不安でもあり楽しみでもあります。そんな次回タイトルは『NUM-AMI-DABUTZ』!!!大根監督、「劇団演技者。」の「激情」での使用に続き2度目!深夜にテレビドラマから『NUM-AMI-DABUTZ』が流れたあの瞬間、衝撃的すぎて今でも覚えています。もちろん、この曲自体を初めて聞いた時の衝撃も(ナンバーガールは私の青春でした)。衝撃、再び!


あと、その後にモテキDVDの宣伝映像も流れたのですが、ドラマ版ではカットされた神聖かまってちゃんのの子登場シーンが流れましたね。

いつかちゃんと一緒に「ロックンロールは鳴りやまないっ」を歌うシーン。これ、10年代邦楽シーン史上に刻まれる出来事だと思います。今からDVDを心待ちにしています。


そんな神聖かまってちゃん、このタイミングで新曲がYOUTUBEで発表されました。彼らの音楽は映像が付いて完成だそうです。今回の新曲は『23才の夏休み』の続編(?)、『22才の夏休み』。そして千葉県に実際に存在する心療内科、精神科などを扱う病院の名をそのまま曲名にした『聖マリア記念病院』。どちらもヤバい。また一段と虜になってしまう。