「Loser's Parade」

for さえない日々

アメトーーク山崎三部作

先週放映されたアメトーーク「人見知り芸人」は、もうとにかく「あるある!」ネタ炸裂でしたね。こんなの、自分もよくあります。だからこそ、VTR検証で見られた千原せいじのナチュラルな会話のキャッチボールは尊敬の眼差しで見てました。あれは本当、見習わないといけない。やっぱりせいじはスゴい。
と、同じくして、後半では「人見知り克服」の講師と呼ばれて登場したアンタッチャブル。ここでの講座もなかなか勉強になることばかり。「相手に喋らせとけばいい」「頑張らないと嫌われてしまうと思うことで話しかけるようになる」などなど、実演では過剰ではあったものの、本当に役に立つようなものばかりでした。と、ここで登場していたアンタッチャブル山崎に対してなのですが、あの芸風だからこそ完全に人見知りとは無縁の人物であるだろうと思いがちなのですが、実は山崎自身も人見知り芸人であったことがおぎやはぎのラジオ「メガネびいき」で暴露されていました。

「芸人は人見知りいっぱいいるから、第二弾、第三弾とか出来るだろうね。…何が一番ビックリしたって、人見知り克服講座に出てきた、アンタッチャブル山崎だよね。あいつが一番、人見知りだからね。あいつほど人見知りはいないってくらい、人見知りだからな」と矢作は語っていた。
おぎやはぎ「アンタッチャブル山崎、実は人見知り」 | 世界は数字で出来ている

だからこそ、あの講義には説得力があったという矢作。かつてはジャックナイフ芸人であったと言われる山崎。キャラを180°チェンジしたことによりブレイクしたのですが、素はやはりジャックナイフ…というか、人見知りのままであるようです。
ここで、この回のアメトーークを含めたうえで、アンタッチャブル山崎に関して面白い考察をしている方がいらっしゃいました。

「後輩の山崎に憧れてる芸人」
「思いついたら言いたい芸人」
「人見知り芸人」
この3作品が山崎3部作だったと捉えます。
ただし見る順番は、
「後輩の山崎に憧れてる芸人」
「人見知り芸人」
「思いついたら言いたい芸人」
この順番で見ることによって、
若林が言う“人見知りを隠しながら生活している人”とは

山崎のことであったという答えが出るカラクリだと妄想しますw
社会人が仕事もそっちのけでTVにRADIO:アメトーークで人見知り芸人(11/19)

まず、前回放送された「思いついたら言いたい芸人」は、要はいつも楽屋でわいわいうるさいような集まり。そして翌週放送された「人見知り芸人」は、そんなわいわいうるさい芸人に対して苦手意識を持っている集まり。この構成を持ってきたのもすごいと各地で言われているのですが、そこに更に山崎に焦点を当てて壮大なストーリーに仕立て上げたのが上の仮説です。
かつて放送された「後輩の山崎に憧れてる芸人」は、山崎弘也の実力が遺憾なく発揮されていた企画で、東野が「高田純次のフリしたさんまタイプ」と評すほどだった。それを踏まえると今回の講師役としては単純に適役のように見える。しかし、対して前回の「思いついたコトすぐ言いたい芸人」での出来事。ここではバッファロー吾郎友近FUJIWARA藤本、なだぎと言った人たちを前に、アンタッチャッブルの二人もたじたじになってしまう場面が一瞬見られた。そう、要するに、前回の放送では山崎のメッキ…と言うにはあまりに強靭な表面がうっすらと剥がれかけた瞬間を捉えていたのでした。そのため、この順番で見ると山崎弘也の性質というものが、深く見えてしまうという…考察です。これはすごい!「人見知りを隠しながら生活している人」の正体は、講師役の山崎だったという、一種のミステリーのようなカラクリ。収録順が「言いたい芸人」「人見知り」は逆だったという噂も流れているようで、もしこれが意図的な操作をしているのなら…アメトーークってすごい番組ですね。