「Loser's Parade」

for さえない日々

オフィス北野 若手present's フライデーナイトライブ(9/10)

「東京ポッド許可局」リスナーの妻に連れられ行ってきました、「フライデーナイトライブ」というオフィス北野という事務所に所属するマキタスポーツ大神クヒオ米粒写経居島一平サンキュータツオ)がプロデュースするお笑いライブ。マキタスポーツを生で見たかったこと、そしてKOC決勝進出のキングオブコメディが出演するのが気になり、その他の構成がどうなっているかいまいち分からないまま足を運んだのですが…楽しかった。
いつも行っているのはトークライブだったり大喜利イベントだったりで、お笑いライブって特定の人のライブしか行ったことがなく、しかも小規模で全然知らない人たちが次々に出てくる今回のようなものは、数年前に行ったbaseよしもとのオーディションライブ以来。
前説を行った芸人のなんだかヒヤヒヤするやりとりを見届け、まずはマキタスポーツサンキュータツオによるトークでライブスタート。まずはチャレンジコーナーとして7組の芸人のネタを客席投票で順位を決めるもの。このときの司会はサンキュータツオと、オフィス北野所属の鉄道アイドル木村裕子木村裕子は車掌を模した制服のコスプレをしているのだが、客席にはそのコスプレを模したコスプレを行なう追っかけが最前列に。この人、会場に入ってきた時点ですでに目立ちまくっていたのだが、このライブではすでにおなじみらしく、このときも、そしてこれ以降も舞台上からいじられていました。愛だなー。
チャレンジコーナーに登場したのは、あるあるラップネタの“銀座ポップ”、妙に小慣れた風な漫才をする“サードシングル”、バカバカしいやりとりで全然進まない漫才の“パープルタウン”、二人ともアウトサイダーな匂いプンプンの“ルサンチマン”、鳥居みゆきを彷彿するけどもっとブッ飛んでる“小杉まりも”、観客をイライラさせるコントの“ミスアルプス”、そして「金玉洗い」という文字情報では一切説明ができない“セクシーJ”。なんというか、こってりと濃厚なものばかりでした。個人的にはパープルタウン、ルサンチマン、ミスアルプスが気に入ったのですが、投票結果でも1位はミスアルプスに。
そしてここからは『東京ポッド許可局』の許可局員によるトーク。『東京ポッド許可局』とは、マキタスポーツサンキュータツオプチ鹿島によるポッドキャストで、このたび書籍化が決定。それを記念したトークショーだったのだが、大層なことから小さいことまで大真面目に論じるこの3名、とにかく頭の回転が速くてただただ唸ることしかできない。妻は帰宅後、見事にポッドキャストのアーカイブを100話分購入していました。
そしていよいよ一本ネタコーナー。今回のゲストはキングオブコメディ、キャプテン渡辺、ホロッコ、風藤松原。そしてマキタスポーツ大神クヒオ米粒写経という面々だったのですが…凄かったなー。好きだったのは、前回までチャレンジコーナーに出演していたキャプテン渡辺。次長課長の井上にルックスも喋り方も似ていて、ひたすら「クズの人あるある」を放つ。今回は「肉体労働者あるある」。クズだよ!(決め台詞)

あと、サンキュータツオのことは認知していたが、コンビとしてのネタは初めて見た米粒写経。こんなネタだったんだ!アニメオタクの大学講師と右寄り思想の歴史オタクのやりとりは、爆撃力がすごかったです。相方の居島一平がとにかくすごかった!

その他にも大神クヒオ(元ルビー浅丘モレロなんですね!)、KOC直前のキンコメ、軟弱っぽいけど途中で一転する風藤松原、かつてサンドウィッチマンが所属していた事務所「フラットファイブ」の社長夫妻コンビのホロッコ。そしてマキタスポーツ。マキタさんはネタはもちろんクオリティ高いし、マキタ作曲のライブBGMもかっこいいしで、まさに死角なし。R-1予選で猿に負けたってのが信じられないくらいでした。