「Loser's Parade」

for さえない日々

大泉洋と奥田民生

最近ラジオからはベストアルバム発売となった奥田民生の曲がかかりまくってます。さすが広島。そんでもって今月のVMCは奥田民生特集。さっそくそちらについてウェブコンテンツが用意され、とっても読み応えがあります。その中でも人物相関図「奥田民生と愉快な仲間たち」がおもしろい。その中で特筆すべきは大泉洋との関連がちゃんと書かれているところ。この関連性は北海道民か、よほどの大泉マニア(自分のことです)しか知らないでしょう。

大泉洋
水曜どうでしょう」や数々の俳優業でも知られる、マルチタレント。2000年に紅白に出場することを目的とした企画バンドを結成。その際にいろいろなアーティストにプロデュースを依頼したところ、民生が快諾した。これがきっかけとなり、作詞:大泉洋、作曲:奥田民生によるオリジナル曲「負け戦」が制作され、テレビ番組で披露されている。

説明のとおり、民生は大泉に曲を提供している。ちょうど「パパパパPUFFY」に出演しだし、初めて道外進出を果たした頃。「ドラバラ」になる前のバラエティー番組「鈴井の巣」にて「紅白に出てみたい!」といつもの調子でぶちまけたところ、バカなスタッフ(大泉曰く)がホントに手当たりしだいプロデューサーを探し出し、見事PUFFY絡みで大泉のことを知っていた民生に行き着く。「HTBに来い!」と突然呼び出された大泉はいきなり「プロデューサー奥田民生で曲を作ってもらうことになった。電話の向こうには民生さんがいるから。」と告げられテンパりながら民生と初会話。歌詞は大泉が、しかも3日で仕上げるという青天の霹靂な展開に。そして対面当日、「これで全国区になっちゃうかも?」と人生の岐路に立たされた気分の大泉(その数年後、ホントに全国区の人気を誇ることになるとは…)は、完全にやっつけ仕事気分の民生による適当な曲作りに憤怒。しかしこれも一応奥田民生作曲であるということで大泉バンド結成に至る…。ちなみにバンド仕様に編曲された「負け戦」はベッシーホールより生放送で披露された。この一連の「鈴井の巣」を見たことがあるのですが、なんとも最初は馬鹿馬鹿しかったのに徐々に(大泉以外のメンバーが)本格的になっていく様がおもしろかった。特筆すべきは安田顕による3分に及ぶギターソロ。初心者にも関わらず必死に練習し、生放送ライブではたどたどしいながらそこはヤスケンの音楽愛・ロック魂全開で結構かっこよかったのを覚えている。ちなみに大泉バンド結成についての当時のレポートはこちらのサイトが詳しいです。全国放送でしか大泉洋を見たことのない方、今から約7年前の北海道ローカル放送ではこんなことになってたようなんです。ちなみにこの企画内で「オレ、Mステ出ちゃうんじゃない!?」なんて冗談交じりで言ってたのが数年後、ホントに出ることになるのだからこの人は恐ろしいのです。こんなことやってた二人が今や日テレでドラマ出演だもんなー。次回予告でキスシーンが流れて話題沸騰(特にmixiの大泉コミュが大変な騒ぎに。あと嬉野さんも度肝を抜かれてます…2007/1/18付け日記より)の「ハケン」ですが、ひとまず見所は大泉洋松方弘樹による“東映ニューフェース同期”共演だと思います(水曜どうでしょう「サイコロ3」より)。