「Loser's Parade」

for さえない日々

おじいさん先生サウンドトラック

「MUSICA」にて鹿野淳カクバリズムを「平成のナゴム」と評してたのになんとなく納得したseppakuです。病状ですが、本日再検査にて問題なしという結果が出て安心した次第です。


さて、本日よりSAKEROCKの「おじいさん先生」のサントラがCDショップに並ぶと言うことで、早速吉祥寺のタワレコへと購入に走りました。タワレコのため、もちろん特典の「写真集」付きです。ばっちりございました、あの鉛筆で描かれたサケ+瀧おじいちゃん5人集の姿が。あのジャケとアー写を初めて見たときはそれはもう笑ったものでした。
収録されているものは当然ながらドラマに使われているものばかりで、すでに耳にはしていますが、こうして通して聞くとやっぱりSAKEROCKの作品です。サントラとなると、いつものサケとはまた違う形になっているので、結構好きなのです、サケのサントラ。特にペンギンプルペイルパイルズ。今回はいつもの星野+田中両作曲人に加え、浜野隊長も作曲者に3作品、名を連ねています。
以前スペシャボーイズで収録風景が流れたときに録音していた田中作『校長室の外は校庭』から始まり、伊藤氏が「ZAZEN BOYSのように叩いてくれ」と要望を受けたオープニング曲『エンペラー学園』は、よく聞くと案外ドラムが難しい事をしていることが判明。ドラマの対決シーンでかかっていて気に入っていた曲は田中作『半分運動』でした。これまたタイトルが田中作っぽい。それにしてもこの曲、ドラマでかかっているのと若干アレンジが違う?ドラマだと最初のリフはギターだったと思うんだけど。
それにしても今回気が付いたのは、ドラマを観ていて印象的なシーンで使われている曲が実は浜野隊長作曲だというケースが多かったこと。緊迫したシーンで流れていた軍歌のような曲は浜野隊長作『竹槍マーチ』。何気ないゆるいシーンでかかっていたのは『進化』という、『平凡な生活』に続く浜野さんのゆるい名曲。そして解説で伊藤氏も言っているが、聞いていて「ムカつく!」と思った『洗練性生活』。「パン、パパン、フォー!」の声援や浜野さんのハミングが腹立たしさを冗長させます。それにしてもこの曲、『洗練性、生活』なのか『洗練、性生活』なのかが気になるところ。
そして最後はドラマを観た人全員が印象に残る名曲『おじいさん先生』。キセル弟ののこぎりにのせたこの曲はなんともバカバカしい。でも何故にこんなに切ない気持ちになるのでしょうか。極めつけはその『おじいさん先生』をSAKEROCKの母校(自由の森学園)の現役生徒と共に合唱した『おじいさん先生の合唱』。星野リーダーボーカルバージョンよりも歌詞が増えていて、思わず「こんな曲を合唱させるなよ!」と爆笑してしまいました。くだらない曲なのにちゃんと「ソプラノ、アルト、バス、テノール」にパート分けされてハモってるんだもん。どこかの合唱コンクールでこの曲が歌われる事を望みます。
ちなみにタワレコ特典の写真集はそれはもうバカバカしい作りになっています。星野リーダーのはじけっぷり、浜野隊長のいじめられっこっぷり、白目ぷり、田中馨の本物っぷり、伊藤大地の渋さっぷりが堪能できます。あとこれだけの為に天久聖一氏が協力してるのが贅沢(SAKEへの質問状)。ベスト回答は大地先輩の「自分を都道府県に例えると?」→「大津」。

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おじいさん先生~サウンドトラック

おじいさん先生~サウンドトラック

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