「Loser's Parade」

for さえない日々

アメトーーク「RG同好会」で見るRGの“アウェーインザライフ”

レイザーラモンRGの底力を垣間見ました。すごかった。
おなじみの「市川AB蔵」に始まり(「笑っていいとも」出演の市川海老蔵に花を送ったという抜け目の無さもさすが)、Twitter上でもお馴染みの音楽あるある(ZIGGY、Guns N' Roses、浜田省吾)を次々放り込み、お客さんの帰れコールに調子を上げ、伝説の「トゥマバルクタカトシ」エピソード(ここまで行ったら「いずドン!」まで踏み込んでほしかった)、紅白歌合戦に出場するために日本野鳥の会に入会するといいうボンクラエピソード、「この瞬間!この食感!」エピソードと立て続けに鉄板ネタが繰り出され、セルジオ越後(サッカー川柳)、滝川クリステル三遊亭好楽師匠、井上公造のモノマネ、ひとりT-SQUAREで最初は嫌がっていた客席も段々笑い出し、椿鬼奴との連携プレーでBARBE BOYSの「目を閉じておいでよ」熱唱(KONTA似てる!宮崎吐夢と争ってほしい!)。そしてプロレスラーとしてのRGを見るということで、ハッスルで大活躍するRGを堪能。最後にはマイケル・ジャクソンの「BAD」をお茶の名前を混ぜながら歌う「マイケル・茶クソン」なるキャラ、そしてアバターの格好でアバターあるあるをとどめに決める。
すごい、すごかった。爆笑しっぱなしだった。Twitterを眺めていたら、お笑い好きな方々みんな絶賛の嵐。客席は最初ブーイングすらあったくらいなのに、最後には賞賛の嵐。アウェイを一気にホームに変えてしまった。これぞまさしく筋肉少女帯の曲“アウェーインザライフ”の世界!

気楽なもんじゃないさ 続けるっていうのは 生きてくっていつもアウェー ホームにしてみろ
「アウェーインザライフ」 筋肉少女帯


余談ネタなのですが、今回のアメトーーク内でもちらっと出てきた「ヘビメタバンド」というキーワードがありますが、実はRGの特技として、「ベース」というのがあり、現在でも「PRIMAL CONCREATE SLEDGE」(Panteraの曲名から引用!)というヘビメタバンドでベースを弾いています。メタルですから、もちろん技術は相当なもの。MySpaceで聞く限り、ゴリゴリのチョッパーベース弾いてます。うーん、奥が深い。あとプロレスにヘビメタって、なんて典型的!
RGの強心臓っぷりにまつわる事件について書いたこともありましたが、まず自分がRGが最近気になっていたのは、そのプロレス魂。何事にも手を抜かず、勝負をしかけるその姿勢です。あとは、これはTwitterで知ったのですが、その音楽知識のハンパなさ。WEEZERあるあるに対して「バンドやってる京都の大学生が来日を楽しみにしがち♪」なんて返されたときは、2000年当時、まさに京都でバンドをやってる大学生の自分は、サマーソニックで来日するWEEZERを心待ちにしていたという記憶が蘇り、唸ってしまいました。ちなみにRGと自分、大学同じなんですよね。これもなんだか気になる要因の一つ。RG先輩…!

今まで生でRGを見たのは、「落合記念館ゲーム2」のときと「ダイナマイト関西」の予選。どちらも山里亮太との絡みがあったのですが、そのとき世間一般に言われていた「RG=つまらない」というイメージはなく、結構無難にこなしていたのを記憶しています。そんなRGがいよいよ本格的に世間に認知をされ始めました。さて、このまま流れに乗ってしまうか?…いや、やっぱり今回のように大胆かつ丁寧に扱わないと本来の面白さを発揮できない印象があるため、ゆっくりとスベって帰ってくるのが真骨頂なのかも…?

さすがです(笑)


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