11／スチャダラパー

とにかく　またお金が必要
エコと便利という名の横暴
―『Antenna of the Empire』

スチャダラパーの新作が出ました。うーん、相変わらずの高水準。とにかくシンコのトラックがかっこよすぎます。この言い方はバカっぽいんですけど、クールなんですよね、『Antenna of the Empire』 や『ライツカメラアクション』に代表されるように。でも『Station to Station』みたいにキラキラな感じも好き。んでもって、それにしても最近のスチャは「社会派」と言われても仕方ないくらいに世相を切ってる。BOSEのブログを見れば一目瞭然です。でもそれは常々警鐘を鳴らしている「思考の停止」を危惧しているからでしょうか。なんか、歌詞をたどっていくとオレも完全に思考の停止をしていたなーと反省をしてしまった。『ベカラズ』なんてその話題についての最たるもの。んでもって、今回の話題の中心は「昔はよかったのにな〜」感。特にテレビのアナログからデジタルへの強制転換について（4:3というワードがよく出てくる）と、電車のやりすぎなまでの利便性（PasmoやSuicaというワードも頻出）。いろんなスポンサーに対して「○○さん」付けしてみたり、マンネリのバラエティ番組について言ってみたりと身近な話題ながら改めて考えさせられます。まぁ、そんな中でも木村カエラとやった『Hey! Hey! Alright』は異質な感じがしてたんですが、どうも「とにかくアニが言わなそうなことを書こう」ということで書かれたリリックだそうです。確かに、気持ち悪いくらい前向きなんで異質なんですよね…。

11(初回限定盤)(DVD付)(紙ジャケット仕様)
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BOSEが「最近若い人でもライブに来るようになった原因」について「SAKE ROCKから入ったって人はいるかもね。星野（源）クンがいいって言ってたとか。」と答えていたのに反応していたオレはまさにそこからスチャ熱が再燃した人です。若くはないけど。